2021年8月の定例アップデートとしてのパッチ「KB5005033」で「PrintNightmare」を修正できず、新たな問題が発生している
「 PrintNightmare 」への対応
2021年8月の定例アップデートの改善内容の一つとして「PrintNightmare」を呼ばれる印刷スプーラーに関する脆弱性への対応があった。
でもどうやらその後もこの脆弱性は対応しきれていないらしい。MSから下記の脆弱性情報が出ている。
https://msrc.microsoft.com/update-guide/vulnerability/CVE-2021-36958
7月から出ている問題だけど、なかなか根深いらしい。
新たな問題
KB5005033で印刷スプーラーの問題に対応しきれなかっただけでなく新たな問題が発生しているらしくBetaNewsというサイトで発表されている。
Shock! Another faulty Windows update! This time it is Alt-tab that is broken by KB5005033
It’s been a while since we last reported about a problematic update for Windows 10. Only joking! Of course it’s not! We ...
問題の内容としては「「Alt」+「Tab」で全画面表示アプリケーションを切り替えたときに空白の画面やデスクトップが表示される」というもの。
コメントなんかも見ると発生している人もいるというぐらいな感じなのかも。
参考
Windows 10の印刷問題修正プログラム、「Alt」+「Tab」の問題引き起こす
BetaNewsは8月17日(米国時間)、Windows 10の更新プログラム「KB5005033」を適用した一部のユーザーで「Alt」+「Tab」の動作に不具合が発生していると伝えた。「Alt」+「Tab」で全画面表示アプリケーションを切...
◆8月の定例アップデートについては下記過去記事参照
Windows:月例アップデート 2021.08
44件の脆弱性に対応しており、その中にはすでに悪用されている or 悪用される可能性が高いものもある。
多くの脆弱性に対応するものとなっているの、理由がなければ当てておいた方がよさそうです。
◆PrintNightmareの脆弱性については下記過去記事参照
Windows:脆弱性「Print Spooler」任意のコードを実行される可能性
Windows:脆弱性「Print Spooler」任意のコードを実行される可能性
なんだかWindowsの脆弱性が話題になっているので、内容を確認してみた。現時点ではサービスを止める以外の完全な対応はなさそう。完全修正パッチのリリースを待つ必要あり。
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